どうなる?個人ニュースサイト

個人ニュースサイトは既に終わったジャンル
 確かに、ときどき「最近個人ニュースサイト勢いねぇなぁ」なんて思ったりする。たぶん、実際は、僕が個人ニュースサイトを見るのに慣れてしまったせいで、初めのころのあの新鮮味を忘れてしまったことが理由だと思うけど。なので、今年ネットを始めたような小中学生は、ネットの広大さに驚きながらhttp://www6.ocn.ne.jp/~katoyuu/酔拳の王 だんげの方かーずSPあたりからニュースを辿ってるんだろう、たぶん*1
 それから、個人ニュースサイトではないけど、いまどき小学生でもオワタあんてな 元祖ショボンあんてな(´・ω・`)あたりの2ちゃんねるまとめブログ系アンテナは見ている人は居ると思う。僕なんかは、自分で設定するRSSとかではなく、これが個人ニュースサイトの最大のライバルだと思う。世の中、RSSやらライブドアリーダーなんて知らない人のほうが多いんだから。
 で、個人ニュースサイトは生きるか死ぬかという話だけど、どっちでもない。最初に書いたように、ほとんどの人はRSSより先に個人サイトと出会うだろうし。「今日ネットを始めた人」は毎日新しく生まれてきているので、別に心配する必要はないんでないかな。自称情報強者は離れていってもあまり困らないだろうし、それに結局同じサイトを見続けるかどうかって、管理人の姿勢が気に入るか気に入らないかであって、サイトの形式とは関係ないしね。
 やっぱり、【「最近○○勢いないな…」と感じたら、7割は自分がそれに慣れただけ】の法則は万能です。

*1:僕がネットを始めたころからずっと見ているのはGoonie!とか。今開いているのはhttp://homepage1.nifty.com/maname/。そういえば朝目新聞-asame.comは今でもたまに見る。長く見るサイトというのはやはり中毒性の高いサイトだなあ。

なんで関西で早稲田全然人気ないん?―大学の知名度・人気も超地域差があるという話

 関西の一般的な大学受験生なら「関関同立」も「早稲田」も当然知っている。どちらも多くの受験生を集めていて、歴史もある大学だ。大手予備校の模試の偏差値で見ると、学部によってまちまちだが、法学部同士、文学部同士などを比べると、早稲田のほうが数値は高い。おそらく、大学への進学を考えている関西の高校生なら、ほとんど知っている知識だと思う。
 ところで、2009年から、大阪にも早稲田の系列校ができた。知らない人はこのサイトを見ると基本的なことはわかる。系列校なので、早稲田大学に40名の内部進学枠がある。当然、倍率はかなり高くなると自分たち塾業界は予想していた。大手のR塾でバイトしている友人によると、学校側からの宣伝もすごかったらしい。成績上位の生徒にはぜひ薦めてほしいと「営業」していたとか*1
 しかし、フタを空けてみれば倍率は中学で1.12倍、高校ではなんと0.11倍。こうなると高校の普通科の出願希望者が募集定員245人に対し26人で、早稲田大学への内部進学枠より少ない。ちなみに早稲田の系列校になる前は高校は1.5倍ほどだった。荒っぽく言えば早稲田の系列校になることで人気が信じられないほど下がったのだ。授業料が16万円上がったからだなどと分析されているが、大阪は他の私立も同様に上がっているので主要な原因ではないだろう。
 やっぱり、早稲田ブランドが関西でまったく通用しないことが主要な原因に思える。関関同立とその系列校の人気に比べて、あまりにも低すぎる。個人的な感覚としても、大阪では、早稲田はまだマシで、MARCHになると何の頭文字かわからない人、MARCHレベルの大学は知らない人も多いだろう。東京の大学の知名度も、意外と地方では低いようだ。おそらく、北海道の優秀な高校生でも、東京の私大の名前も知らずに北大に進学したりするのだろうし、九州なら九大に行くのだろう。特に近畿圏は大学の数にも恵まれているので地元で事足りることも大きいに違いない。しかし、早稲田の系列校でこの不人気とは、さすがにみんな驚いたのではないか?
 みなさん、この早稲田の不人気、どう考えますか?

*1:こういう営業自体はよくある。新しい学科や学校ができてから一度も入試をしていないのに、学校側の言った数値で、模試の判定偏差値が決まったり、どのくらいの成績の生徒に薦めるか決まるので、私立高校と塾の結びつきは深い…