“コレ”がないから、学力調査テストは意味がない

学力調査テストの問題が大きくなっています。
しかし、一番の問題点がまったく議論されてない…
どうしてテストを受験した子供たちに解答・解説を配らないの?*1
テストというものは復習してこそ意味があるものだ。
そもそも、最初から自分の答案が帰ってこないとわかっている日本の子供たちは、
ほんとうに真剣にテストに取り組むのかな?
最後の一秒まで使っての解答とか、どうしても解けない問題を粘って考える、とか。
そういった真剣さ・必死さが欠けるのは当たり前なんじゃないかなぁ。
「今の子供はテストに空欄が多い…」とか意味不明なことを言う人も現れてるけど、
そりゃあ、『結果がない』テストで、わかんないけど適当に空欄埋めるまで粘る子供なんて少ないでしょ。
自分の学力も測れず、復習もできないテスト。意味があるとは思えないわ。


橋本知事が、市町村ごとの結果公表に向けて頑張っているけど、
どんどん公表していって、最終的に、子供一人一人に、
業者模試のように詳細な成績冊子・解答解説冊子を配ることが重要なんじゃないかな?
偏差値とか出すと問題になると思うけど、素点は出したほうがいいと思う。


いまの「結果を公表しろよ」「公表するとすんごい競争になるよ」
って言い合う状況には、ほんとうに「子供たちの学力を上げよう」とする姿勢が欠けていると思うよ。

  • 今日のまとめ

学力調査テストの成績冊子・解答解説冊子を受験した子供たちに配ってあげて!
それが学力向上への道だよ。

*1:後日に授業で学力調査テストの問題を扱う、一部の意欲ある学校は存在します。でも授業時間が足りないとか騒いでる現状では、ごくごくごくごくごくごく一部。授業で扱ったとしても、全部の問題を扱うわけでもないし…。そもそも、学力調査テストに反対してて、それを子供の前で言ってる教師もいるくらいだしねぇ