蒟蒻ゼリーやWinny問題でブログの正論は意味を持たない―だから選挙に行こう

こんにゃくゼリーの論理破綻
こんにゃくゼリー製造中止は論理的に正しい
 読者諸賢は「ネクス消費者庁長官必死だなwww」と思われておりますね、わかります。政府というものは常に口実を作りたがるものであります。しかもその口実はだいたい下手なのです。「UFOが攻めてきたら困るから軍備増強するよ」と言った人もいたくらいですから。
 まぁでも論理破綻はしてないんですよね、禁止したい側から見ると。実際、野田なんとかいうおばちゃんたちの中では「こんにゃくゼリーで人が死んだ」→「こんにゃくゼリー=危険」→「危険なものは削除削除削除」→「新消費者庁の神となる」って論理は成り立ってるわけです。間違ってることに気付いていたとしても無視して消費者庁を設置するまでは押し切るわけです。
ちょっと前にWinnyが問題視された時も「Winnyを通じて(ウイルスにより)情報が流出する場合がある」→「Winnyは危険」→「Winnyは削除削除削除」となったわけです。言質を与えてしまったら都合のいいように使われてしまうんですね。
 ほんで、こんにゃくゼリーが食べたい人はどうすればいいか。これは単純なことで、そんな滅茶苦茶な論理でこんにゃくゼリーを製造禁止すると自民党のイメージが下がりまくって選挙でマイナス要因になると思わせることです。毎日新聞のエロ記事騒動で、日本のネットには(リアル世界での運動を呼びかけて)社会を動かす力があると*1証明されたわけですから、大々的にまたは地道に活動するほかないでしょう。
 僕はとりあえず新聞に投書しておきました。ひとりひとりが自分のブログにこんにゃくゼリー製造禁止反対と書くこともひとつの方法ですが、やっぱり新聞やテレビなどのリアル世界のメディアで製造肯定論を取り上げさせることが重要です。政治家はネット見てませんし軽視してますから。なぜなら投票者の大半は中高年で、中高年はネットを見ないからです。しかし彼らは新聞・テレビで報道されることはかなり信じます。そういう世の中なのです。
 マンナンライフへの暴挙を止めるのは、結局、有権者のプレッシャーしかないということです。もはやブログに「正論」を書いたところで止まりません。こんにゃくゼリーまだ食いたい。

*1:恐らく初めて