学歴より大学で何やってきたかが重要って言うけどさ

http://www.47news.jp/feature/topics/2008/10/post_20.html
 ノーベル化学賞を受賞された下村脩さんが、ノーベル賞というと東大や京大といった難関大学でしか取れないというイメージが強いが、長崎の小さな大学出身の自分が取ったことで全国の有力じゃない大学にいる学生たちに希望を与えたと思う、とコメントされていた。
 さらに読売新聞などでは下村さんは「苦学の人」として紹介されていて、ほとんど何の設備もない長崎時代から、必死に独学、独力で研究されてきたらしい。
 こういうの見ると、逆に大学の力って大きいと思うんだけどなあ。どの分野に進むとしても優秀な教員・研究者が集まっている大学に居たほうが明らかに有利だ。特に今の日本は、下村さんが苦学されたときからもうずっと時代が進んでいて、物理なら例えばカミオカンデだとか、天文学なら高性能な観測施設だとか、そしてそれらを支える潤沢な予算、そういったものが集中している大学に居るか居ないかで「何をやるか」っていうことが左右されると思うのよね。核融合研究施設のない大学で核融合の実験ができないようにね。
 また、難関大学だと周りの生徒もみんなしてレベルが高いから刺激になるってのもあると思う。外国からもレベルの高い人がガンガン来るしね。これは小林・益川両氏を見てて思ったこと。
 予算・人的資源・環境という面から見ると、学歴というか、難関大学・大学院に入ることってものすごく大きな意味を持つよなあ…と思ってしまうのです。