東京京都大阪で外国人バイトが最近増えた理由。ある意味東大京大のせい。

都内で起きてること
 僕は普段近畿圏をうろうろしてるんですが、大阪でも京都でも神戸でも、確かに飲食業とコンビニの店員というと若い中国系・東南アジア系の人が多いような。
 で、うちの大学には軽く1000人以上の留学生がいます。そのうちどれくらいが中国・東南アジアから来た人たちなのかはわからないけど、5割はそうであるはず。言葉の違う日本に留学してきて、しかも講義・研究についていけるとなると、これはもう相当なエリート、秀才たちです。サークル活動なんかも普通にやっちゃったりして。武術系サークルなんて外国人のほうが多いところがある。実際、東大の相撲部の部長は白人だという記事を読んだことがあるし。
 んで、日本の大学生とあまり変わらない生活をしている彼らが何のバイトをするかというと、コンビニか飲食業なんです。彼らに「バイトやってるん?」と聞くと、コンビニかマクドナルドか居酒屋と答える場合が多い。*1だいたい真面目な人ほど昼間は勉強に忙しい。となるとバイトは夜がメインの職業になります。そこで、外国人の店員が増えるのではないでしょうか。
 現代の外国人バイトは、せっせと国のために送金する出稼ぎ労働者ではなく、留学生バイトが主流なのかもしれません。いまや大学なんて日本中にあるし。その中でも大学が多い東京・京都・大阪あたりは必然的に外国人バイトが増えるのかも。
 いちおう、この想像には数字の裏づけがあります。
2005年度の日本の大学の留学生の数
 さらに東大・京大などは2008年にはこのデータより1割程度増えています。これからもさらに増えるでしょう。このデータの上位10校も、予想通り東京・大阪・京都の大学が多いです。あとは旧帝国大学ですが、これらも地方都市にあるので、都市→大学生が多い→留学生が多い・増加している→外国人バイトをよく見るようになる、という法則が考えられます。
 余談ですが、僕の交流範囲での留学生は、国籍に関わらずみんな居酒屋が好きです。酒がどうこうというより、料理がおいしいらしい*2。もしかしたら、彼らの中でジャパニーズトラディショナルフードの座は、スシテンプラからワタミのメニューに取って代わられるのかもしれません。

  • 追記

http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20081001/p1
こちらも参考にしました。

*1:もちろん多くの人が複数掛け持ちしてます

*2:酒が微妙だという人はそこそこいる