BL雑誌に恨みがある

 堺市の図書館にBLが大量にあったというので、各所でそれが是か非かっちゅうのが盛り上がってるみたいですけど、僕はBL雑誌に恨みがあるんですよ。
 小学校の時にね、本屋に行ったんです。そしたらジャンプとかサンデーのすぐ横に、BL雑誌が普通に平積みしてあったんです。店頭ですよ?店の外ですよ?
 その本の表紙がね、当時大ブレイク中の遊☆戯☆王だったんですよ。純粋無垢なエレメンタリースクールボーイ、イギリス風に言うとパピルだった僕は「あっ、遊戯王があるぞ、番外編かな?」と思って手にとってしまったのです! そしてあろうことか立ち読みしてしまったのです。しかし、どうも様子がおかしい。あの小学生の憧れであったハイパーかっこいい海馬様が…海馬社長がマントにブリーフという意味不明なファッション! しかもペガサスに天蓋つきベッドでスタンガンで意識を奪われ×××…という…一瞬でページを閉じたにも関わらず妙に覚えてしまっているのです。しかも後に別の雑誌で(これも表紙は当時の人気漫画だった)二回同じような経験をしてしまいました。完全にトラウマです。
 とにかく、あの日から僕の海馬社長は小学生にとっての格好よさとカタルシスの具現した存在であるブルーアイズホワイトドラゴンを使う超カリスマ的ピカレスクの地位を剥奪されたのです*1。小学生にとってこれ以上の苦痛があるでしょうか。大好きなキャラクターにとんでもないイメージを植えつけられた苦悩*2
 図書館とか本屋の店頭とか――とにかく、小学生が簡単に閲覧できるような場所にBL本を置くのはやめてください!*3 第二の僕を出さないためにも、そして第二の海馬社長を出さないためにも。僕の家の近くの図書館では、エロティックな純文学小説はカウンターの横の「このほんをみるときは職員にお声をおかけください」と書かれた棚に入っております。なんでBL小説もあそこに入れないのか理解できません。即刻ご意見メモに書き込みましたが。リアル「図書館戦争」だとか言ってる人もいますが、僕は耐えられません。「過激なBL廃止論者」という表現はBLにやられたことがないから言えるんですよ。
 NO MORE KAIBA
 

*1:どうでもいいですが、小学生のとき、僕はピカレスクに凝っていたのです。図書室の「怪盗アルセーヌ・ルパン」「怪人20面相」を小1から読み始めた僕はピカレスクの英才教育を自分にほどこしていた変態小学生でした

*2:後にパソコンをいじっていてポケットモンスターSPECIALのレッドとグリーンが絡むBLもののサイトを間違って見てしまった時のショックも凄かったですが、海馬社長の没落に比べればしょぼいものでした

*3:男性向けエロ本はさすがにもうちょっと配慮されているはず。。。そしてあのまぎらわしい表紙をやめてください…