本当に心地いい時間・人間関係というのは

そういえば僕はもくもく会とかギークハウスとか人が集まる系のことをやっているので「人と一緒にいるのが好きなんですか?」とか聞かれたりするけどそれはちょっと違ってて、基本的には一人でいるのが好きだ。だけど僕はニートなのでほっとくと四六時中一人になってしまってそれはさすがに少し寂しいので、100%一人でいるという毎日を80%、90%一人でいる毎日にするためくらいにそういうのやってる感じだろうか。あと各自が好きなことやってるけど何となく集まってる雰囲気が好きというのもある(一人は淋しいけれど同調圧力は嫌い)。あともっと言うとあんまり自分で積極的に喋ったりするのは嫌だけどなんとなく中心にいたいというのがあるので自分でゆるい会を主催したりしてるんだと思う。

孤独の対価 - phaの日記

 私はいわゆるワカモノというやつなので、友達と集まればビール飲んで騒ぐし、柿の種やチーズなどのジャンクなフードを食しつつ将来についてほどほどの予定調和の中で熱く語り合ったりもする。キャンプに行けば無駄に日付が変わるまでキャンプファイヤーを炊き空気中の二酸化炭素の濃度を上昇させてグリーンピースの精神に真っ向から対立したりもする。
 でもときどき、id:phaさんの言っているような人間関係、お互いに好きなことやってるけどなんとなく集まっている時間を過ごせる関係というものが一番心地いい人間関係なのではないかと思う。普段はワカモノ特有のリビドーのためにギリギリ近隣住民の迷惑にならないように騒いでいるが、そういう「ゆるい」時間を過ごすことは掛け値なしにいいものだと思う。
 ちょっと前に、漫画「ハチミツとクローバー」を読んだとき、普段はとっつきにくいが、「好きな人と居るときほどしゃべらなくなる」理花(というキャラクター)の性格に私は共感したが、たぶんそれもid:phaさんのエントリの内容と近いものだと思う*1。たぶん、文章の上手い人ならこの感じをうまく表現しきれるのだろうが、なかなか文章で人にわかってもらうのは難しいことのような気がする。もしかしたら、単純に私の嗜好の問題かもしれないが。こうした時間の過ごし方があると知ることは、意外と大切なことのように思う。

*1:恋愛に限らないと解釈した場合